アクセントウォール デザイン&タイル選びについて
今回オーダーの依頼を頂いたのはトイレットルーム内の壁面です。
アクセントウォールとして背面壁にモザイクタイルを施工させて頂きました。
通常ご依頼を頂いてから施工までの流れとしては大きく分けると、
①施工場所の確認(下地状況や施工箇所の大きさを確認します。)
②ご予算に応じて大体どのような施工が可能なのかご提案いたします。
③デザインイメージや色味のヒアリングを行ってデザイン案を作成します。
④現場施工&お引渡し。
この4つの工程で作業を進めていきます。
そして今回のようなアクセントウォールの壁全体のデザインをお任せ頂いた場合は、
お客様にとってどういったデザインや色合いが好みなのか、工程でいう③のヒアリング
作業を入念に行って漠然としたイメージから徐々に現実的イメージに近づけていきます。
その中で自分的に今回のデザインと合いそうなレトロタイルを三種類選びました。
どれも昭和時代のレトロタイルで懐かしく感じるものや釉薬の色合いが絶妙です。
イメージに選定したタイルを合わせてバランスを見ながら最終デザインを決めます。
私にとってレトロタイルは貴重なコレクションのひとつではありますが、
気に入って頂けたタイルを家など末永く利用される場所に使用できることが一番の喜びです。
なので申し訳ありませんが店舗等には使用しません。タイルをお嫁に出す気持ちなので
気が付いたら店舗がなくなっていて、取り壊されていたというのは自分が悲しいだけでなく
この貴重なタイルを残せなかった自分にも責任があるからです。
もちろんお客様にとってタイルにそこまでの思い入れはありませんので笑、
単純に居心地のいい空間をタイルでご提供できたらうれしいです。
デザインとタイル選びが決まるといよいよ施工です!